【MLB】ドジャース 1ー3 ジャイアンツ(9月21日・日本時間22日/ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でスタメン出場したジャイアンツ戦で9回、ベッツが見せた“優しさ”あふれるワンシーンに、中継も和やかな空気に包まれた。
1ー3とドジャースが2点を追う9回、1死走者なしで打席に入ったのはジャイアンツのルーキー、コス。クラインの初球を捉えてセンター前に運ぶと、一塁から迷わず二塁を狙い、ヘッドスライディングで滑り込んだ。その瞬間、タッチアウトを狙ったベッツと交錯。ベッツがコスの上に乗り上げるような体勢となり、激しいプレーに観客席もどよめいた。
交錯の勢いでコスのヘルメットは転がったが、起き上がったベッツはすぐにそれを拾い上げ、まるで“大丈夫か?”と声をかけるかのように差し出した。試合の実況を務めたDJケチャップ氏も「これでヘルメットを拾ってあげるところが、ベッツの優しさがにじみ出てます」と称賛。
中継の視聴者からは判定をめぐって「アウトだな」「セーフやろ」「離れたかもな」と議論が沸く一方で、「熱い抱擁」「抱きつきベッツw」といった和やかなコメントも寄せられ、思わぬ盛り上がりを見せていた。
このタッチプレーでは、コスの体が一瞬ベースから離れたようにも見え、ドジャースベンチはチャレンジを要求。審議の結果はセーフ判定が維持されたが、確認を待つ間にベッツとコスが笑顔で談笑するシーンも映し出され、緊張感ある場面に思わぬ和みを生んだ。
解説を務めた大リーグ評論家の福島良一氏も「結果がどうあれこのハッスルプレーはすごい!」と称賛。判定は覆らずセーフだったが、MVP男が見せた“優しさのプレー”は、試合終盤の緊張感を和らげる出来事となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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