——小林さんから見たよしきはどんなキャラクターですか?
小林:最初に漫画を読んだ時は、よしきはあんまり明るくない暗い子なのかなと感じていたんです。でも読み進めていくうちに、わりと普通の高校生だなって思うようになりました。
——よしきのどんなところが普通の高校生だと感じましたか?
小林:ヒカルに「お前、やっぱ光ちゃうやろ」って問いただして共存の道を選ぶシーンは、死にたくないからなのかなとか、漫画の主人公だから大胆な判断ができるのかなって思っていたんです。
でも自分が高校生でよしきと同じ状況だったとしたら、よしきと同じ選択をするのかもしれないなと。よしきは漫画の主人公だからではなく、本当にごくごく普通で、どこの村にいても遜色のない1人の人間なんだなって感じました。
——アフレコ時には、監督や音響監督などからの指示はありましたか?
小林:はい、最初に「よしきは文化部であんまりハキハキと喋れないので、明るくならずに暗く演じてください」と指示をいただきました。
——たしかによしきは外見も目元が隠れるくらい前髪を伸ばしていて、暗いイメージがあります。
小林:暗く演じてくださいとは言われましたが、たぶん僕が普通に喋っているトーンが竹下監督の中では「暗い」に分類されるのかなと思います。僕が暗く演じると、マジで暗くなってしまうんです(笑)。
僕は普通に喋っていたつもりなのですが、竹下監督がイメージするよしきを演じられてそうだなと感じました。「もっと暗くやんなきゃ」って頑張って演じていたわけではなかったので、すごくいいバランスで演じられましたね。
——小林さんの普段のトーンがよしきにドンピシャだったんですね。
小林:ありがたいですね。
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