——梅田さんとの阿吽の呼吸が生まれた……みたいなことはありましたか?
小林:第1話で、生前の光や今のヒカルとの掛け合いの中でそれをすごく感じましたね。「あぁ、なんか一気に変わったな」って思う瞬間がありました。
——第1話ですか。小林さんと梅田は他の作品でも共演されているので、すぐに通じ合えるのかもしれませんね。
小林:梅田くんはすごく気を遣ってくれるというか、僕のセリフを待っててくれているのが伝わってくるんです。
——梅田さんは気遣いの人なんですね。
小林:僕もけっこうそういうタイプなんですけど、たぶん梅田くんは僕よりもさらに気を遣ってくれているのかな。梅田くんが僕よりも後輩だからかもしれないですけど。
——お互いに似ているタイプということですね。
小林:それでも梅田くんが相手だと、お芝居がかぶっちゃうとかは考えずに思い切ってセリフを言うことができます。そういった演技は梅田くんのおかげで出せたのかもしれないですね。
——なるほど、梅田さんを信頼しているからこそですね。
小林:相手の役者があえて空気を読まないタイプだったら、逆にこちらが空気を読んだほうがなじんだりもするんですけど、『光が死んだ夏』では梅田くんとの相性に合わせてお芝居をしてるのかもしれません。
——そうやってチューニングしていくものなんですね。
小林:はい、引き算というか足し算のようなイメージです。
アニメ『光が死んだ夏』では、よしきが苦悩しながらも親友・光とすり替わったヒカルを受け入れようとする。よしきを演じる小林の演技はもちろん、光とヒカルを演じる梅田にも注目しながらアニメを楽しんでみてはいかがだろうか。
(C)モクモクれん/KADOKAWA・「光が死んだ夏」製作委員会
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