2025年7月よりTVアニメが放送中の『光が死んだ夏』。原作は「このマンガがすごい!2023」(宝島社)のオトコ編で第1位に選出された人気漫画だ。
主人公の辻中佳紀(つじなか よしき)が死んでしまった親友とすり替わった人外の存在・ヒカルを受け入れて、これまで通りの日常を過ごそうとするも、集落では謎の変死事件が発生するというストーリーである。
本記事では、テレビアニメ『光が死んだ夏』でよしきの声を担当する声優・小林千晃にインタビューを実施。学生時代の部活動や影響を受けた映画などについて話を聞いた。
——小林さんはどんな学生でしたか?
小林:すごく飽き性で、中学生の頃は1年ごとに部活を変えていたんですよ。13歳くらいの時に「もう次にやりたい部活がある。やらなきゃ人生損する」みたいに思っちゃって、すぐに部活を変えていました。あの当時は生き急いでいたというか。
——1年ごとに部活が変わるのは珍しいですね。どんな部活に入っていたのでしょうか?
小林:最初はバスケ部でした。次にボクシング部に入って、ボクシングを辞めた後は陸上部に入りました。
——球技、格闘技、陸上競技とさまざまな経験をされていますね。1年間でマスターできるものなのですか?
小林:マスターとまではいかないのですが、ちゃんとある程度はできるようにはなりました。
——部活動のほかに学生時代に熱中していたことはありましたか?
小林:部活以外だと、映画鑑賞ですね。幼少期の頃は横浜の本牧(ほんもく)という場所に住んでいたのですが、当時は公園と映画館くらいしか遊ぶ場所がなかったので、よく映画館に行っていました。僕は飽き性ですが、映画だけは飽きずにずっと観ていた気がします。
——映画で、影響を受けたというような作品はありますか?
小林:邦画だと、高良健吾さん主演の『横道世之介』で、この作品にはものすごく影響を受けました。洋画だと『素晴らしき哉、人生!』という作品に影響を受けています。
——この2つの映画のどういったところに影響を受けましたか?
小林:生きているとついつい物事を損得で考えてしまう瞬間があるというか、ここで僕が協力してもあんまり自分のためにもならないし、むしろ自分のお金だとか時間を使ってしまうなとか思う瞬間があるんです。
それでも『横道世之介』や『素晴らしき哉、人生!』を観ると、やったことが自分に返ってくると感じさせられるので、そう信じて行動するようにしていますね。だからあんまり自分に不利益だとか利益だとか、そういったことを考えないような生き方を心がけています。
小林は強メンタル?






