【MLB】カブス 5ー8 メッツ(9月25日・日本時間26日/シカゴ)
リグレー・フィールドが熱狂に包まれた。9月25日(日本時間26日)の対メッツ戦に、「5番・ライト」で先発出場したカブスの鈴木誠也外野手が、38戦ノーアーチのトンネルを抜け出す1試合2発。2打席連続となった29号はチームメートも驚く悪球打ちだった。
鈴木は4回の第2打席で自身39試合ぶりの28号ソロを左中間スタンドに放ち、さらに6回にはメッツのノーラン・マクリーン投手が投じた内角低め、完全なボールゾーンに外れるスイーパーを豪快にすくい上げて左翼スタンドへ。球速86.1マイル(約138km/h)、打球速度は101.9マイル(約164km/h)、飛距離396フィート(約121m)の特大3ランで、29号に到達した。MLB公式データ『baseball savant』の配球図でも、枠を大きく外れた“悪球”であったことが記録されている。
この一打に球場は総立ち。カブスベンチも両手をあげるポーズで鈴木を称賛したが、中でも40歳ベテランのジャスティン・ターナーは思わず首を振り、苦笑いしながら讃える場面が見られた。X(旧Twitter)上でも、MLB公式が「鈴木誠也がマルチ本塁打。カブスが反撃の射程圏に」と動画投稿。カブス公式も「誠也が再び襲いかかった!」と興奮気味に速報。SNSでは「このホームランはかなり芸術的だね」「えげつないコースホームランにしたな笑」「ここまできたら30発100打点いってほしー」「たいしたもんだ。大谷がいるから目立たないが」と、驚きや称賛の声が続々。
鈴木は日本人右打者として初のシーズン30本塁打に王手をかけ、チームの2020年以来5年ぶりとなるプレーオフを前に、復活を印象付ける一打となった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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