この男には、どこまで山の中が見えているのか…。「大和証券Mリーグ2025-26」、9月26日の第1試合で赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)が局の終盤に入ってもチーしてテンパイを取らず我慢、満を持してのリーチから大きなツモアガリをするという抜群の判断に、実況者からは「これは園田にしかアガれないんじゃないか!?」と絶賛のコメントが飛び出した。
園田といえば、優秀な頭脳で麻雀の理論を徹底的に研究する知性派雀士。頭の回転も速く、試合後に局面を振り返る質問をすれば、ユーモアを交えつつも、細かいところまですらすらと解釈つきで説明できるほどの能力を持つ。そんな園田が、実況・解説・視聴者をまとめてうならせる抜群の選択、判断を見せた。
東1局1本場、園田の手は10巡目でイーシャンテンまで進んでいた。平和系の手だが、ネックになっているのがドラの9索。この時点で既に河に3枚見えており、6・9索の部分がなかなか埋まらなかった。14巡目、上家のU-NEXT Pirates・仲林圭(協会)から6索が打たれ、さすがにチーしてテンパイを取るかと思われたが、ここもスルー。するとこの我慢が通じ、13巡目にカン五万を埋めて、6・9索待ちのリーチを打った。
園田賢オリジナルの手順Mリーグ 日程
TODAY
12月9日(火)
12月11日(木)




