【MLB】マリナーズ 1ー6 ドジャース(9月28日・日本時間29日/シアトル)
【映像】フリーマンにカーショー感激!“粋な計らい”で感動シーン
偉大なるレジェンドがマウンドを降りる瞬間が感動を呼んだ。
大谷翔平投手が「1番・DH」で出場した最終戦。今季での引退を表明しているカーショー投手が敵地シアトルでのマリナーズ戦に先発して、通算223勝目の権利を得て降板。通常であればロバーツ監督がマウンドで交代を告げる場面で粋な計らいが見られた。
ドジャース一筋18年のレジェンドは、5回無失点で勝ち投手の権利を手にした後6回のマウンドへ。ユジニオ・スアレスに対してストレート、カーブ、スライダーとあらゆるボールを投げ込み、名残惜しいかのようにフルカウントまで持ち込んだが、最後は内角低めに落とすスライダーで空振り三振として、通算奪三振を「3052」に伸ばして交代。レギュラーシーズンでひとまずの幕引きとなった。
ただ、ここでいつもとは異なる特別な瞬間が訪れる。通常であればロバーツ監督がマウンドまで行って投手に声をかけるものの、ドジャースのベンチからやってきたのはなんとフレディ・フリーマンだった。この日、第2打席にはカーショーの登板に花を添える豪快な2ランホームランを放ち、ベンチに退いていたMVP男が、マウンドのレジェンドの元を訪れたのだ。苦楽を共にしたベテラン同士だけに、言葉はいらないとばかりにお互いでハグ。これにはカーショーも嬉しそうな表情を浮かべ、粋な計らいと自身のレギュラーシーズン最後の瞬間をかみ締めているようだった。
解説を務めた『MLB.jp』編集長の村田洋輔氏は「歴史に残るシーンですね。本当にお疲れ様でしたと。ポストシーズン、チャンスがあればカーショーらしいピッチングを見せてほしい」とコメント。ドジャースの内野陣も一人ひとり、カーショーとハグをしたり、ハイタッチを交わしたりしていく感動のシーンが見られ、敵地T-モバイル・パークに訪れた観客も総立ちとなって拍手を送っていた。
通算455試合目、レギュラーシーズン最後の登板は、強打のマリナーズ打線を相手に5回1/3で94球を投げて、4安打、7奪三振を記録。結果的に通算223勝目を挙げることになったレジェンド投手の降板シーンには、ファンもSNSで「泣ける」「カーショー最高」「これぞMLB」といったコメントを寄せ、感動を覚えていた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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