【MLB】マリナーズ 1ー6 ドジャース(9月28日・日本時間29日/シアトル)
ドジャースの大谷翔平投手はシーズン最終戦となったマリナーズ戦に「1番・DH」で先発出場。
第4打席で今季55号を放つも3年連続の本塁打王獲得はならなかったが、ベンチでは“デコピンポーズ”を決め、会心の笑顔も見せた。
日本時間28日、本塁打トップのシュワバーに2本差の状況で、大谷は試合を欠場。休養のためとはいえ、3年連続の本塁打王が掛かる大事な局面で1打席も立たないことはファンの間でも議論を呼んだ。しかし、ロバーツ監督の会見によると、本人はチームのための決断を快諾したという。迎えたシーズン最終戦のこの日は、第1、第2打席とヒットを放ち、絶好調。それだけに、7回の一発には「前日も出ていれば」という思いに駆られたファンも多いだろう。
大谷は2死走者なしの場面で、マリナーズの三番手左腕ゲーブ・スパイアーと対戦すると、0ー2からの3球目、95.1マイル(約153キロ)のストレートを見事に捉え、センターやや左側へと運んだ。自身のキャリアハイ、そしてドジャースの球団記録となるシーズン55本目の本塁打を叩きこ込んだ。
中継で実況を担当した福田太郎氏は、「最後はデコピンポーズ。そして55番のスパイアーから55号」と伝えたが、大谷はいつも以上に喜びを表現してベンチに戻ると、ミゲル・ロハスの前で愛犬「デコピン」にちなんだお馴染みのポーズを披露。視聴者のコメント欄では「休んでよかった」と理解を示す声もあったが、タイトルよりもチーム優先する大谷らしいエピソードの中で繰り出された意地の一発であり、大谷は会心の笑みを見せた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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