卓を撫でて、目を閉じて…人気の女流雀士、試合前に見せた美しさと静寂が混在する約10秒の“儀式”が神秘的／麻雀・Mリーグ

　暗い会場の中、1人でライトに照らされる様子は、何か神秘的な儀式のようだ。「大和証券Mリーグ2025-26」、9月29日の第1試合に出場したU-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）が、試合開始前に1人で卓と向き合い、集中を高める様子がファンの間で話題になった。
　瑞原はMリーガーとして3年目のシーズンでMVPを獲得すると、その年を含めて昨シーズンまで4年連続で3ケタプラス。知識の上に強気の判断、さらに強運も重なり、屈指の強豪選手に数えられている。麻雀をしていない時の瑞原といえば、かつてはクールな印象を持たれた時期もあったが、周囲の人々と話しては明るく笑い、さらに身振り手振りの大きさなどもファンから注目されることがある。鈴木優（最高位戦）、仲林圭（協会）の2人が加入した後は、控室でそれまで以上に大きな声で仲間を応援するシーンが何度も目撃されている。