ゴング直後から長野は積極的なステップで啓斗の動きを制御。そこから一気に距離を詰め、連打から前蹴りと勢いのある立ち上がりを見せた。角度を付けた左ミドル、右の前蹴りと強烈な蹴りを披露すると、さらに左右のストレートを叩き込み、啓斗の頭が仰け反りながら後退する。
パンチが効き足がもつれて体勢を崩す啓斗に対し、長野はさらに強烈な左を打ち込んだ。頭が大きく跳ね飛ばされた直後に右フック一閃。間髪入れず左右の連打を浴びせ、啓斗は腰から前に崩れ落ち、糸が切れた人形のような状態に。がくりとへたり込む啓斗の姿を見て、レフェリーは即座に試合をストップ。試合開始からわずか1分39秒、長野のKO勝利が告げられた。
最初の強打から「強いな」「長野速い」とファンが認識した直後、電光石火で仕留めると「おお」「はやw」「強いな」「意識飛んでた」「差がありすぎた」といった驚きの声が次々に上がる。KOシーンも、左右2発の強烈なフックでなぎ倒したあと、さらに左右の追撃。フルスイングが空を切りながらも、一心不乱に打ち続ける猛攻に場内は騒然とした。
この日ABEMAの実況席にいた卜部弘嵩は、ジムの愛弟子の勝利に「自分のスピードがこの階級に一番適してるんじゃないですかね」とフェザー級転向への手応えのコメント。そのうえで「適正階級なのと、これまでの負けを乗り越えて勝ったので、それは凄く僕は見ていて色々な人に伝えられたんじゃないかなと。彼の苦悩を勝ちによって乗り越えんだぞとアピールできた」と、控えめながら喜びをにじませた。
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