映像のコンセプトは、怪獣が巨大ヒーローにやっつけられるという王道スタイル。不穏な音楽とともに、なぜかおかっぱ頭に学生服・学生帽、黒いマントという出で立ちの堀内が登場し、ビルをなぎ倒していく。
そこにヒーローが見参……かと思いきや、現れたのは同じくおかっぱ頭の女性4人。彼女らは、バブリーダンスの振付師、akaneプロデュースによる17人で結成されたダンスチーム「アバンギャルディ」。2022年に発足すると、「謎の制服おかっぱ集団」としてSNSで世界中から人気を集め、オーディション番組『America's Got Talent』『Japan’s Got Talent』でともに決勝進出を果たした実力派チームだ。
ヒーロー(アバンギャルディ)のダンスを前に、吹っ飛んでいく怪獣(堀内)。粉塵も舞う本格的な演出に、スタジオからは「なんやこれ」「すごい」「ここまで(やるの?)」と困惑と驚きの声があがる。
しかし、映像はまさかの結末を迎えた。怪獣とヒーローが一緒に踊り、ポーズを決めて終わったのだ。堀内は「戦うと思いきや、手と手を取り合って、一緒に踊って終わっていく。踊りを通じて平和を伝えたかった」というメッセージを伝えていた。(ABEMA『ドーピングトーキング』より)
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