久保の状態次第でボランチの序列も変化
ボランチは現時点で、遠藤に代わる追加招集は発表されていない。鎌田大地(クリスタル・パレス)、田中碧(リーズ)、佐野海舟(マインツ)、藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)の4枚体制になっている。ファーストセットは実績で考えれば鎌田と田中だが、アジア勢ならともかく南米勢と戦うには攻撃的すぎる印象。鎌田とボール奪取能力に優れた佐野、もしくは鎌田がシャドーに回るなら田中と佐野がレギュラー扱いになると読む。
そのシャドーは、久保建英(レアル・ソシエダ)と南野拓実(モナコ)が主力だ。ただ、久保は9月のメキシコ戦で負った左足首の怪我が完治しておらず、ソシエダでは最近5試合でフル出場はゼロ、直近のラージョ戦もラスト30分ほどの出場にとどまった。
今回は6月と9月に招集されていた鈴木唯人(フライブルク)も呼ばれておらず、久保のコンディション次第では鎌田に加え、何度も試している通りWBから伊東純也(ヘンク)、堂安律(フランクフルト)、中村敬斗(スタッド・ランス)などをシャドーに回す流れになるはずだ。それゆえ久保の状態が他のポジションの序列や起用法も大きく左右する要素にもなる。
いずれにしても、6月シリーズと9月シリーズに続いて、この10月シリーズもターンオーバー制が敷かれるはず。怪我人が続出する中で、はたして森保監督はどんな采配を振るうのか。要注目だ。
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