こんな鳴き、そうそうお目にかかれない。「大和証券Mリーグ2025-26」、10月7日の第1試合でBEAST X・下石戟(協会)が、アガリにはかなり遠そうなところから、周囲も想像しない鳴きを駆使し、最終的にはテンパイに。解説者からは「うわー!なんか出た」、実況者からは「アガリが出なくても名シーンです」と驚きと称賛のコメントが相次いだ。
下石は今期からMリーグに参戦。独創的な打ち筋を持つ雀士で、チームメイトの中田花奈(連盟)の指導役も務めている。そんな“弟子”の中田も見ながらうなっているかもしれない、そんな想定外の鳴きが披露された。
場面は東3局2本場。5巡目、上家の渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)が切った五万に、下石から「チー」の声がかかった。序盤からの鳴き仕掛け自体は、手材料や点数状況などによって珍しいことではないが、とにかく珍しかったのが下石の手牌だ。マンズは一、三、四・六・八万と持っていたところ、カン五万を埋める形のチー。一、三、八万が手牌に残ることになった。
独創的なチーMリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




