
日本プロ麻雀連盟は10月15日、同連盟の常任理事も務める前原雄大さんが12日に亡くなったことを発表した。68歳だった。前原さんは同連盟に1981年に入会。1995年には同団体の最高峰タイトル「鳳凰位」を4期、十段位を5期獲得して「永世十段位」となるなど活躍。近年では、2018年からスタートしたプロ麻雀リーグ「Mリーグ」に初年度から参戦。KONAMI麻雀格闘倶楽部のメンバーとして活躍していた。通夜・告別式は近親者のみで執り行われる。
前原さんは攻撃型の麻雀で知られ、ついた異名は“地獄の門番”。現在もMリーグで活躍する後輩・佐々木寿人とは公私ともに仲がよく、2人で「チームがらくた」を結成。2人の決めポーズは、そのままKONAMI麻雀格闘倶楽部の決めポーズにも採用されている。Mリーグは3年間プレーし、2020-21シーズンを最後に勇退。その後は、自団体のリーグ戦などで活躍を続けていたが、直近では体調不良を理由にリーグ戦の出場辞退を表明していた。
◆前原雄大さん 主な獲得タイトル
鳳凰位(第12期・第25期・第33期・第34期)、十段位(第14期・第15期・第24期・第25期・第26期)※永世十段位、モンド王座(第8回)


