仕掛けられた罠はあまりに巧妙。かかった側もおもわず“がっくり顔”だ。「大和証券Mリーグ2025-26」、10月20日の第2試合でKADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)が、巧みな選択からリーチをかけると、これにセガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)が一発で放銃。想像もしなかった待ち牌に、手牌を確認した瞬間、唖然とするシーンが生まれた。
場面は南2局1本場。渋川は3万2800点持ちの2着目、浅井は1万3400点持ちの3着目だった。トップ目の赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)を追走する渋川は、親番で赤牌含みの面子があるまずまずの配牌をもらい、その後も次々に有効牌をゲット。わずか5巡でテンパイにたどり着いた。
既に4つの面子が完成し、テンパイするなら二万切りか三万切り。ただ序盤でもあるだけに、平和などがつく好形テンパイを待つ選択もあったが、ここで渋川はまるで迷う素振りも見せずに、すっと三万単騎に取った。3巡目に六万も切ってあり、いわゆる筋引っかけにもなる三万。淀みない動きも合わせた巧妙な罠だ。
巧妙すぎる罠Mリーグ 日程
12月15日(月)
12月16日(火)




