【SVリーグ】Astemoリヴァーレ茨城 3ー1 デンソーエアリービーズ(10月19日・女子第2節)
コート上の選手以上に“気になって仕方ない”ヘッドコーチが随所に見せた情熱的リアクションが注目を集める一幕があった。
10月19日に行われた大同生命SVリーグの女子第2節で、Astemoリヴァーレ茨城はホームでデンソーエアリービーズと対戦。白熱の展開の中、注目のシーンが訪れた。
Astemoのサーブで始まった場面は、互いに譲らないラリーが展開されていたが、最後は194cmの長身オポジット、ブリオンヌ・バトラーのブロックが決まってポイントをゲットした。ただし、このシーンで注目を集めたのは、選手ではなくヘッドコーチだ。
相手のスパイクをリベロ・德本歩未香が拾ってバックアタックを見せながらのレフト攻撃を仕掛けると、コートの外にいる相原昇監督が、中腰になりながら、選手の動きに合わせるように前方へ移動。さらに、ブロックでポイントを手にすると、直後に力の入ったガッツポーズを見せ、軽快なステップを踏んでベンチに座るメンバーとハイタッチをかわしたのだ。
相原監督は、全国制覇19回を誇る女子バレーの名門、東九州龍谷高校の監督を務めた名将だ。数々のタイトルを獲得した同指揮官は、アンダーカテゴリーの日本女子代表監督を歴任し、2021年には東京五輪に出場した日本女子代表チームのコーチも務めた。その後、復帰していた東九州龍谷高校を今年5月に退任して、今季からAstemoの監督に就任した。
熱血指導だけでなく、コートサイドで身振り手振りを交えて選手を鼓舞する姿は指導キャリアで変わらないスタイルであり、日本最高峰の舞台でもその熱量は健在だった。
そんな指揮官の振る舞いが奏功し、チームはこの日の試合に3ー1で勝利。前日の試合は落としていたものの、これで今季3勝目と上位争いに名乗りを挙げている。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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