個人のパフォーマンスが注目されがちなスポーツクライミングで、男女混合の“団体戦”ならではのほっこり光景が視聴者の注目を集めた。
【映像】男女で“助け合い”観戦キッズも「がんばれー」のほっこり光景
世界のトップクライマーが一堂に会する「IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025」が10月23日に開幕。3日目の25日には『ボルダー』の決勝が行われた。
ロープを使わずに、高さ4〜5メートルの壁に設定された課題を登るこの種目。特徴的なのが、国別対抗で男子と女子がそれぞれ1選手ずつ同時にチャレンジし、合計4選手の結果で得点が決まるシステムとなっている点だ。
課題は男子と女子で異なるため、状況によってはどちらかがあっという間に“完登”してしまい、応援に回るケースも。本大会2巡目の課題は各国男子が苦戦を強いられ、日本チームも女子2人(野中生萌、中村真緒)がそれぞれ一発クリアでパフォーマンスを終えた後、男子2人(安楽宙斗、天笠颯太)の応援に回るシーンが見られた。
観戦キッズが「がんばれー」とエールを送る声を中継が拾う中、1巡目で一発クリアを見せていた安楽と天笠でも最後まで2巡目を完登できず。その間、野中がブラシで壁を磨いたり、中村がアドバイスするシーンがあり、ABEMAで応援していた視聴者は「団体戦なんかほっこりするな。こんな感じなんや」「(男子の)あそこむずすぎんかw」「頑張った」などと、団体戦ならではの光景を楽しんでいた。
それでも、日本がこの2巡目でさらに点差を広げ、最終3巡目を迎えた時点で大会優勝が決まる結果に。男女揃って選手層の厚さを見せつけている。
(ABEMA『IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025』/(C)IFSC)
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