失われた30年
【映像】就職氷河期世代の畑中さん(43)が非正規雇用の仕事をしている様子(実際の映像)
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 1990年代初頭のバブル崩壊以降、今なお続く不景気を指す「失われた30年」という言葉がある。経済だけでなく、人々の価値観や意識にも大きな影響をもたらしたと言われるが、私たちは、この30年で何を失ってきたのだろうか。

【映像】就職氷河期世代の畑中さん(43)が非正規雇用の仕事をしている様子(実際の映像)

 いわゆる就職氷河期世代の畑中さん(仮名、43歳)は、非正規雇用で仕事を転々としている。「毎回派遣切りで工場をたらい回しにされ、『何をやってもダメだ』という自暴自棄をずっと経験した。もう未来はない」と希望を失った。結婚願望はあったが、給料が上がらない生活で、「もし違う時代に生まれていたら」と、怒りや苦しさを抱いた。

 一方で、ネット上では「我々は何も失っていない」「暮らしはどんどん良くなっている」と、不遇だったとされる時代に懐疑的な声もある。そこで『ABEMA Prime』では、失われた30年とは何だったのか、改めて考えた。

■時代に翻弄された42歳の男性
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