■「同世代の格差が一番苦しい」
失われた30年に対しては、「本当に不遇な時代だったのか」という疑問の声も見られる。これに山田氏は「1990年ごろまでは、中卒や高卒でも、人から言われた努力をすれば、自動的に豊かになるシステムがあった。それに慣れていたが、自分で能力を付ける時代に転換して、正社員と非正規雇用の格差が生まれ、新卒一括採用でやり直しがききにくくなったのが、就職氷河期の問題だ。『転職して給料が下がるのは、世界でも日本ぐらいだ』と言われた時期もある」と返す。
濱中さんによると、「世代間よりも、同世代の格差が一番苦しい」という。「同年代の友だちから『俺はうまく就職した。お前らはまだ頑張っていない』と言われて傷ついた」。
反対に、他の世代と比較しての“強み”はあるのか。「『自分の力ではどうしようもないこともある』と学んだ。周りからは、諦めに見えるかもしれないが、ある意味で分別が付いた」。とはいえ、「今はそこまで後悔していない」といい、「ひきこもりの人々のやり直しを支援したい」と意気込んだ。
(『ABEMA Prime』より)
この記事の画像一覧
