【WRC 世界ラリー選手権】第13戦 ラリージャパン(11月6日/デイ1)
【映像】異色の新星、黒いシュコダで豪快ドリフト(実際の様子)
WRC第13戦『ラリージャパン』が6日に愛知県と岐阜県を舞台に開幕した。初日のSS1(鞍ヶ池公園)では、WRC2クラスに参戦するイギリス人ドライバー、ガス・グリーンスミスが、その異色の経歴と豪快なドライビングで大きな注目を集めた。
中継では実況の菱沼洲斗アナウンサーがグリーンスミスの経歴を「イギリスのドライバー。マンチェスター・シティのアカデミーにいてゴールキーパーもやっていた」と言及。かつてサッカー・英プレミアリーグの強豪チームのアカデミーに在籍し、ゴールキーパー(GK)を務めていたことが紹介された。これに対し、ゲストでタレントのマギーも「サッカーからレースまで」と驚愕 。グリーンスミスは2013年にラリーを始め、その後WRCの階段を駆け上がった。WRC2では2023年シーズンには総合2位を獲得している。
SS1で彼が駆ったマシンは、日本では発売されていないシュコダ。名物のドーナツターンスポットでは、マシンをスライドさせる豪快なドライビングを披露し、視聴者からは「シティだと?」「キーパーマジかw」といった経歴への反応に加え、「黒いシュコダかっこいい」「攻めてるねー」とアグレッシブな走りを称賛する声が寄せられた。
SS1の走行を終えたグリーンスミスは、コースの難しさに「うまくいかなかった」と正直に述べたものの、「しかし、とても歓迎された」と、日本のファンからの熱烈な声援に喜びを示した。異色の転身を果たした元GKドライバーは、日本のラリーファンに強烈な印象を残したようだ。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)
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