■見られてもいい?あくまで自分のため? 男性が見てしまう心理

 シドニーはVariety誌のインタビューで、「賛否両論、意見が分かれる役をたくさんやっている」「(それに対して)『彼女はセックスシンボルだ』などと思う人がいたら、私は自分のためで、気分がよく、強さを感じられるからやっているだけ」と話していた。

Yuna
拡大する

 Yunaは自身のファッションについて、「今は寒いから背中だけだが、夏はもっと出す。出すのが好きだからだ。そうすると背筋がピンとして、コンシャス(意識的)になる。パジャマでコンビニに行くときは猫背だが、背中が出ていれば『筋トレ頑張ろう』となる」と自身のスタンスを説明する。

 あおちゃんぺも、近い事例として「足がキレイなモデルが、家でもスキニーパンツとハイヒールを履いて、足を緊張させると言っていた」と紹介。「自分を律するための人もいれば、私のように自己表現としてやっている人もいる。『体を出したい』というより、かわいいファッションに、おなかや足がパーツとして組み込まれているだけだ。ギャルの時は『ケツは足だ』と言って、半分くらい出していた。日本でバストトップを出して歩く人はいないが、いたとしても、それぞれの表現としてあっていいと思う」との考えを述べた。

 男性が女性の露出を見てしまう心理について、「ゆうメンタルクリニック」ゆうきゆう院長は、「生存のために重要な本能」だと指摘。異性に性的な魅力を感じ、行動するからこそ子孫を残してきたと話す。また、男性は視覚で興奮しやすいとされているとして、「つい見ちゃうのはすぐには直せないのでは。人間は『快感』が生じるものは直しにくい」とした。

 そんな中、Yunaは「体感的に、男性からむしろ『見ちゃいけない』と配慮されているように感じる」と話す。

 あおちゃんぺは「チラッと見るのはいい。私も目新しいものであれば、服装でなくても見てしまう。ただ、服装に関係なくガン見する行為は非常識だ」と考えている。「はだけていたり、体が大きかったり、男性にも見たくない格好の人は正直たくさんいる。でも、それを許容するのが社会だ。『美しい男女しか歩くな』ではない。女性も好きな格好をするし、男性もムキムキじゃなくていい」。

 植草氏によると、露出の多い女性が不利な場所もある。婚活市場では、コンサバ系には需要があるものの、セクシー系は不評だそうだ。露出が多いと、男性から軽い女性と思われ、敬遠される要因になるという。また、たとえ男性側がよくても親世代からは、成婚への障害にもなりうると説明し、「ワンナイトラブや恋愛ならよいが」と忠告する。その上で、「そもそもファッションはTPO。場面に合っていれば、別に何を着てもいいと思う。『年齢らしい服を着なさい』と言う人も、大きなお世話だ」と述べた。(『ABEMA Prime』より)

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(5枚)