「我々のこと、ナメてます?10mm、5mmでいけます」そう言い放った54歳のドリフトの名手・谷口信輝が、時速100キロのマシンで激狭ストレートへ突入。狭い壁の間を当たらずに通過するドライビングテクニックを披露し驚きの声があがっている。
【映像】僅かな隙間を100km/hで爆速通過(話題のドラテク)
スーパーGT第8戦・決勝を振り返った『笑って学べる!超GTぱーてぃ』では、特別企画「ゲキ狭!ストレート」を実施。時速100kmの猛スピードで、壁の間わずか10cmの隙間を通過するという、ミリ単位のマシンコントロールが求められる超精密チャレンジだ。
発言通り、スーパーGT参戦24年目の大ベテラン・谷口にとって10cmは“余裕の世界”。10cmのチャレンジを余裕のクリアで終えると「まあな。レースの世界でセンチというのはないんです。ミリ。車高もミリ」と静かに笑みを見せた。
番組はさらに条件を厳しくし、隙間を5cmに縮小。サイドミラーとの距離はもはやカード1枚が入るかどうかという極限状態に。そんななか、若手の堤優威(#2 HYPER WATER Racing INGING/GR86 GT)と20歳の小林利徠斗(#7 CARGUY MKS RACING/FERRARI 296 GT3)が立て続けに成功。谷口は“単独優勝”を懸け、ベテランとして失敗できないプレッシャーの中で挑んだ。
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