■ひきこもりの経緯

ひきこもりの経緯
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 そもそも、なぜ息子は、ひきこもり状態になったのか。「息子が中学2年の頃、学校のサッカー部でいじめがあった。『友人に暴力を振るった』として、学校に呼び出されたとき、私は息子の事情も聞かないで、まず相手の親に謝ってしまった。そこから息子が口をきいてくれなくなり、親子関係が壊れた。後に友人から『部活内でいじめがあった』と聞いたが、その後もあまり口をきかない状態が続いていた」。

 生活資金については、「私がひきこもる前は、介護の仕事で多少の貯金があった。ただ、ひきこもって全く仕事ができない5年間で、貯金を切り崩し、老後資金がなくなった」と説明する。

 また、「息子がひきこもり状態の時に、私の父が亡くなり、1人暮らしの母を引き取って、一緒に暮らすことになった。私は息子にあれこれ言ってこなかったが、母が息子に干渉するようになり、だんだん息子が部屋から出てこなくなった。そして昼夜逆転して、顔をあわせないようになって、完全にひきこもり状態になった」のだという。

■「寄り添おうとすると、干渉してしまう」
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