<大相撲十一月場所>◇四日目◇12日◇福岡・福岡国際センター
幕内復帰を目指す幕下十七枚目・炎鵬(伊勢ヶ濱)が、先場所敗れた若手のホープ、幕下十九枚目・碇潟(伊勢ノ海)を“厳しすぎる攻め”で豪快に裏返した。敗れた力士が一回転する大迫力の場面に館内には衝撃が走り、「うわあ」「これはやったったな」「すんごいよ」と驚きの声が相次いだ。
大怪我による休場で序ノ口から再スタートを切り、幕内復帰を目指して奮闘している炎鵬。1番相撲から白星で発進した今場所の2番相撲、四日目の取組では、前頭十二枚目・藤ノ川(伊勢ノ海)の弟でもある期待の若手・碇潟と対決した。炎鵬は碇潟に先場所、土をつけられており、今場所はなんとしても勝ちたい相手でもあった。
その闘志が溢れたのか、取組では立ち合い鋭く当たる碇潟を冷静に受け止めると、もろ差しから巻き替えて右の上手を奪取。さらに巻き替えた相手に抱え込まれながらも、炎鵬は厳しい投げで豪快に碇潟を裏返した。土俵上で碇潟がぐるりと一回転する衝撃的な結末に、客席からは大きな拍手が沸き起こった。雪辱を果たした炎鵬は切り返しで勝って無傷の2連勝となる白星。敗れた碇潟は1敗目を喫した。
期待の若手を裏返す“厳しすぎる”炎鵬の攻めに、ABEMAの視聴者も「うわあ」「豪快にキター」「すんごいよ」「これはやったったな」「上手いっ!」「経験の差がでた」「見事だ」と驚きや称賛の声を上げていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



