WD名古屋が第1セット22―20とリードする場面で登場したのは、サウスポーの宮浦健人だ。場内から「ケント!ケント!」とコールがかかる中で高々とボールを上げてジャンピングサーブを繰り出すと、ボールは凄まじい勢いでレフト後方へと飛んでいった。
これに対峙したサントリーのイゴール・クリュカは、軌道的にアウトだと思ったのか、低い姿勢からさらに頭を下げてボールを見送った。しかし、直後に線審が掲げたフラッグはワンタッチを示し、宮浦がサービスエースでポイントを獲得してみせた。
圧巻だったのは、その軌道だ。コート後方からのリプレイ映像が映し出されると、衝撃の事実が発覚。なんと、ボールは鋭く曲がり落ちて、クリュカの背中を直撃していたのだ。このシーンがSVリーグ公式Xでも切り出され、「#宮浦健人 のバナナサーブ!横だけじゃなく下にも曲がります」と伝えると、この投稿はものすごい勢いで拡散された。
ファンもSNSでリアクションを投稿し、「エグっ」「すっご!」「カッコよ過ぎる」「無敵やな」「みやうらが新しい球種を手に入れた」「これは取れません」「アニメの軌道やで?」など驚きと称賛、さらに、もはや理解不能といった様子のコメントなどが寄せられていた。
なお、WD名古屋はこの試合と、翌日の試合をそれぞれ1―3で連敗を喫したものの、宮浦は2試合続けて2本ずつのサービスエースを記録。今季は6試合ですでに85本のサーブを放って6本のエースを記録、効果率も12.1%と大きな存在感を示している。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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