試合中、凛々しかった顔が逆転トップの末に、ほんの少しだけ笑顔に変わった瞬間だ。「大和証券Mリーグ2025-26」、11月17日の第2試合でBEAST X・中田花奈(連盟)がオーラスに逆転し個人3勝目をゲット。アガった後、点棒授受の際に一瞬だけ笑顔を見せると、たくましく戦い勝利をもぎ取った中田に対して「美人すぎる」「素晴らしいよ」と祝福の声が集まった。
【映像】ようやくホッとした?中田花奈、逆転トップの後に見せた一瞬の笑顔
中田は今年でMリーグ3年目。1年目は36人中35位、2年目は36人中最下位と、Mリーグの厳しさを強烈に味わうことになった。それでも覚悟を決めて迎えた3年目は、新たにチームに加入した下石戟(協会)の指導がうまくハマったのか、開幕から安定した打ち回しを続け、前日までに2勝。個人ポイントでもしっかりプラスを維持して、チームに貢献できるようになった。
3勝目を目指して臨んだこの試合、大きく加点するシーンはなかったが、南2局には満貫が見えるところ、しっかりと放銃を回避する守備力を見せると、親番・南3局でも無理を通さずノーテン流局を受け入れてオーラス、南4局1本場へ。この一局で3着目からの逆転トップを狙うと決めた。
トップ目のU-NEXT Pirates・小林剛(麻雀連合)までは3000点差。ツモなら700・1300、出アガリなら3900点あれば、どこからアガっても逆転トップだ。すると配牌には發が対子、赤五万、赤5筒。全て使い切れれば3900点以上は見込めるところだ。4巡目、小林から發が出たところをポンして前進すると、4巡目に早くもカン四万のテンパイ。その後、4枚目の6索を引いて、暗カンの誘惑が出るところ、溺れずツモ切りすると7巡目に四万を引いてツモ。發・赤2の5200点(+300点)で見事な逆転トップを手に入れた。
今年は「楽しそうに打つ」がテーマながら、試合中は凛とした表情で打ち続けた中田だが、逆転トップを決めた後にようやく顔がほころんだ。点棒をやり取りする際、細かい点棒がバタついたのか、他選手と何やら言葉を交わして笑顔に。逆転トップの喜びが少し漏れたような笑顔に、ファンは「スマイルも見れた」「素晴らしいよ」とルックスと麻雀、どちらも称える言葉を送っていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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