■栄養失調で心肺停止状態になった被害者
5歳上のパートナーから食事を与えられないなどのDV被害を受け、栄養失調で心肺停止状態になったこともある山田さん。DV被害について、「いきなり心肺停止になることはないが、それまでに徐々に徐々に削られていって、最終的に体重がかなり落ちて、食べられない状態になった」と振り返る。
また、言葉と物理的な暴力があり、包丁の柄で目や喉を殴られ、そのせいで声は変わってしまった。DVについては「結婚する前で、一緒に住み始めてから2、3カ月後」だったといい、20万円の借金があることを打ち明けたことがきっかけだったという。
そこから、「相手との約束事で、自分が日頃の生活でひとつひとつ丁寧にできなかった場合の罰として、『あなたは多分食べることが1番好きだから、それを抜くことが1番いいと思う』と言われて始まった」と説明した。
時期については、「今年の1月ぐらいからエスカレートして、倒れたのが今年の3月の頭だ」。仕事については、「僕はずっとリモートで仕事ができるタイプだったが、相手は仕事をしてない。『やりたいことがあるから、フリーランスで頑張る』と言うが、結局あまり行動には移さず、稼ぎは実質自分だった」と明かす。
パートナーについては、「洗脳かもしれないが、機嫌が良くて、普通に優しいときもあった」と述べた。
■「絶対に暴力を振るう側の責任で、加害者に原因がある」
