呼出に呼び上げられ土俵下から姿を現したのは、身長173センチ、体重128キロの誠雄。令和六年三月場所で初土俵を踏んだ20歳の若手力士。対するは、身長184センチ、体重143キロと一回り大きな豪聖山。
土俵下で審判を務める元小結・高見盛の東関親方に礼をして、東方から土俵に上がった誠雄に対して、館内からは「誠雄がんばれ!」と声援が飛ぶ。土俵に上がって一礼した後、土俵の隅で四股を踏んだ誠雄が振り返り、その姿がアップで中継映像に映されると見事に整えられた“キリリ眉”が印象的。
決して体が大きいわけではないが、パンパンに張りのある引き締まった誠雄の体からは、充実した稽古の様子がうかがえる。4勝1敗と既に勝ち越しを決めており、3場所連続の勝ち越しに華を添えるべく一つでも勝ち星を伸ばしたいところだ。
立ち合い、鋭く右を差した誠雄だったが、すぐに豪聖山に差し替えられる苦しい展開。それでも左をおっつけ、豪聖山の左腕を抱え込むと右からのいなしで形勢逆転。土俵際、豪聖山の強烈な右のおっつけをかわすと、左、右を差して寄り切った。誠雄は5勝目、豪聖山は2敗目を喫した。
誠雄が勝ち名乗りを受けると「パワーあるな」「どんどん強くなってる」など、さらなる飛躍に期待を寄せる声が多く寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗


