<大相撲十一月場所>◇十二日目◇20日◇福岡・福岡国際センター
まるで魔法のような妙技が炸裂。相手の圧力をいきなり“無力化”するふわりと美しい決まり手に客席がどよめき、気づかぬうちに土俵の外に運ばれた相手力士は、腰に手を当てただただ愕然とした。
序二段筆頭・寛龍(荒汐)と三段目七十五枚目・島袋(放駒)の一番。立ち合い胸で当たったのは寛龍。圧力をかけて前に出る島袋に押されて土俵際まで詰め寄られるも、寛龍は左四つに組み止めてなんとか持ち堪えた。
すると直後、寛龍が徳俵に足をかけてふわりと体を入れ替える“優しいうっちゃり”を決めて逆転勝利した。まさかの決着に館内からはどよめきが沸き起こった。寛龍は2勝目。敗れた島袋は5敗目を喫した。
うっちゃりは土俵際で相手を投げ落とす逆転技。力強く相手を投げることが多い特殊技だが、そうしたイメージとは一転、相手の力を完全に無力化し、優しく相手を運ぶ“まるで魔法”のような決着に、ABEMAの視聴者も大興奮。「見事」「くるっと逆転」「体を入れ替えたぞ」「これは上手いな」と称賛の声が寄せられたほか、「優しいうっちゃり」「本当に力感ゼロなうっちゃり」「す~っと体を入れ替えて逆転白星」「素で館内驚いていました」「なかなかないぞあんな綺麗なうっちゃり」と仰天するファンも相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



