<大相撲十一月場所>◇十三日目◇21日◇福岡・福岡国際センター
その存在感と貫録から“ラスボス”と一部ファンの間で注目を集める体重200キロ近くの新鋭巨漢力士が、無敗同士の対決で圧勝。見事な全勝優勝を成し遂げ、「強すぎるわ」「この人は強くなる」「期待しかない」など称賛の声が相次いだ。
幕下十五枚目・一意(木瀬)と幕下二十四枚目・竜翔(追手風)の一番。立ち合い唸り声を上げながらぶつかり合った両者。体重194キロの巨漢・一意がすぐに左四つに組み止めると、重たい体で圧力をかけて一気に前に出ていった。竜翔はなすすべもなく、そのまま一意が寄り切って勝利した。一意はこれで7戦全勝とし、幕下優勝を決めた。敗れた竜翔は1敗目を喫した。
大阪府大阪市出身、現在24歳の一意。身長185センチ、体重194キロという大きな体を持ち、昨年七月場所で幕下最下位格付出で華々しくデビューしたものの、いきなり大怪我を負ってしまい長期休業へ。だが今年五月場所で復帰すると、序ノ口で全勝優勝。先場所も三段目で全勝優勝を遂げる強さを誇り、その実力と風貌から一部ファンの間では“ラスボス”とも呼ばれる期待の新鋭力士である。
十三日目の全勝同士の対決は、日大の後輩でもある竜翔が相手だった。まさに先輩としての貫禄の勝利を果たした一意に、ABEMAの視聴者は「強すぎるわ」「話になんねぇ」「圧倒的だった」「おめでとう」「この人は強くなる」と称賛のコメントを続々と寄せていた。
一意はこれで、来場所での新十両昇進が確実な状況に。日大時代の同級生でもある前頭五枚目の草野改め義ノ富士(伊勢ヶ濱)が幕内上位で活躍した今場所。そこに“ラスボス”が現れる日もそう遠くないのかもしれない——。(ABEMA/大相撲チャンネル)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



