【写真・画像】8歳で亡命「昼は中国政府に見つかるから夜に歩いた」チベット難民女性の50年の記憶と逃亡の日々 1枚目
【映像】難民キャンプの光景&迫害を受けた人々
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 令和ロマン・くるまがインドのチベット難民キャンプで出会ったのは、幼くして難民になった2人の女性。中国政府に見つからぬよう、夜間に歩き続けた過酷な亡命の記憶が語られた。

【映像】難民キャンプの光景&迫害を受けた人々

 11月23日、ABEMAオリジナルドキュメンタリーバラエティ番組『世界の果てに、くるま置いてきた』#9が放送された。

 『世界の果てに、○○置いてきた』シリーズ(通称・せかはて)の第3弾となる本作では、物心ついてから海外旅行経験がなく、ほぼ人生初海外となる令和ロマン・くるまが、バングラデシュ南端の離島に置き去りに。過去シリーズ同様に、移動手段はローカル路線バスやヒッチハイクなど基本陸路のみというルールの中、約2週間の南アジア縦断旅に挑んでいる。

 インド・ダージリンで迎えた南アジア旅8日目。「ハッピーバレー茶園」を見学後、前日に合流した西村博之(ひろゆき)は『ABEMA Prime』にリモート出演するため、別行動をとることに。この後の予定が決まっていなかったくるまに、大前プジョルジョ健太ディレクターが行き先として提案したのが、チベット難民キャンプだった。

 インド北東部に位置するダージリンは中国との国境に近く、ヒマラヤ山脈の向こう側にはチベット自治区がある。チベット仏教の最高位であるダライ・ラマ14世が、中国によって弾圧され1959年にインドへ亡命した際、多くの支援者たちが後を追った。インドに逃れた人々が暮らすダージリンの難民キャンプは、現在では観光地としての一面も持ち、くるまが乗ったタクシーの運転手によると「観光客を毎日連れて行っている」とのこと。「注意した方が良いことはありますか?」との質問にも、運転手は「心配ない」と答えた。

2歳と8歳で亡命した女性
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