【写真・画像】「ここでセナプロせんでも」日本最速争う“鈴鹿決戦”で起きた接触に賛否の声 あわや大惨事にドライバーは無線で「あり得ない」 1枚目
【映像】250km/h超の高速コーナーで驚異のアタック
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スーパーフォーミュラ】第11戦(決勝・11月22日/鈴鹿サーキット)

【映像】250km/h超の高速コーナーで驚異のアタック

 チャンピオンの座を争う岩佐歩夢(#15 TEAM MUGEN)と23日の最終戦まで争った太田格之進(#6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が通算6勝のうち、4勝をあげている得意の鈴鹿で見せた大胆なオーバーテイクに反響が集まった。

 この日はスタートでまさかの出遅れ。5番グリッドから立ち上がったが、アンチストールのような症状で一瞬失速し、12番手まで順位を落としてしまった。さらにレース8周目、ピットウインドウが開く直前にザック・オサリバン(#4 KONDO RACING)がクラッシュし2度目のセーフティカーが導入されると、全車ピットインへ。太田は同じチームの牧野任祐(#12)より後方にいたため、ダブルストップとなり再びタイムロスを負う形となった。

 だが、太田は、ここから怒りの走りをみせた。12周目のリスタート直後、オリバー・ラスムッセン(#19 ITOCHU WECARS TEAM IMPUL)、サッシャ・フェネストラズ(#37 VANTELIN TEAM TOM’S)、大湯都史樹(#39 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)を立て続けにオーバーテイク。一気に8番手へ浮上すると前方の山下健太(#3 KONDO RACING)に狙いを定めた。

 勝負は14周目。前周にオーバーテイクシステム(OTS)を使いきっていた山下に対し、太田はOTSを使用してアタックを仕掛ける。そして、高速コーナー・130Rでサイドバイサイドから華麗にインに入り込みついに見事オーバーテイクに成功した。

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