愛子さまの“スピーチ”を解説!3つのポイントとは?
千葉氏は愛子さまの「お言葉」を、以下のように“3つのポイント”で解説する。
「1つ目は『“話していない時間”の扱い方』。スピーチをするときに原稿があったと思うが、話し終えて通訳が入る時は、大体、一般の方は『次に何を話そう』などと考え、ずっと下を向いてしまうもの。しかし愛子さまはそこであえて視線を上げて、にこやかにされている。自分が話していない時間も、『自分は思いを届けたい』というお気持ちが表情に表れていると思った」
「2つ目は『皇室ならではの“聞きやすい話し方”』。皇室の方は『えー』『あのー』『えっと』『まあ』という『フィラーワード』が極端に少ないと分析している。フィラーワードがないと文章の区切りがわかりやすいため、相手にどういうことを言っているのか分かりやすくなったり、堂々としている印象になったりする。無くすのは難しいが頑張れば無くせるところで、細かく音声でどう表現するかというところにも向き合っていらっしゃると思った。また、フィラーワードを言わなくなると話し終えた後に間ができ、おしとやかに落ち着いて話している印象につながる」
「3つ目は『“ご経験に基づく”感謝表現』。今のAI時代に人間が出来るのは、思いを込めてちゃんと伝えること。その時重要なのが、経験や感情を自分の言葉で話すことだ。愛子さまが、2011年の東日本大震災の際にラオス政府や国民から支援を受けた点に触れられたくだりについては『心よりありがたく、忘れることはできません』というお言葉も、通常は『ありがとうございます』と言ってしまいがちなところ。おそらく、愛子さまご自身の今の感覚に近い言葉を厳選して選ばれたのではないかと感じる」
「また『当時、私はまだ小学生でしたが』と、震災の話に触れつつ自身がこれまで過去にどういうことを感じたか、だからこその皆さんからの助けがどれだけ重要だったかと、歴史の重みも感じているという経験も話されている。エピソードや感情をしっかり表出させていくのが、多くの方を引き付ける為には重要だと思っている」
「愛子さまに学ぶ“コミュ力”向上ポイント」を伝授!
