将棋の第19回朝日杯将棋オープン戦二次予選Aブロックが11月26日、東京・将棋会館で行われ、予選決勝で羽生善治九段(55)と千田翔太八段(31)が午後2時に対局を開始した。振り駒の結果、先手番は千田八段に決まった。
朝日杯では5度の優勝、タイトル通算99期の大記録を保持する羽生九段は、通算成績1599勝731敗2持将棋。2019年6月に、当時の最多だった大山15世名人の通算勝利記録1433勝を27年ぶりに塗り替え歴代1位となった。以降は記録を更新し続け、2022年6月には通算1500勝を達成。次なる“大台”の1600勝があと1勝に迫っている。
羽生九段は、午前中に行われたAブロック1回戦で本田奎六段(28)に勝利。羽生九段が勝利した場合は、通算1600勝達成とともに7年ぶりの本戦トーナメント進出が決まる。
一方、千田八段は2019年度の第13回大会で優勝を経験している。同1回戦では、八代弥八段(31)を破り予選決勝進出を決めた。“レジェンド”との一戦を制し、5期ぶりの本戦出場を目指している。
両者の公式戦対戦は全8局で、ともに4勝4敗。直近の対戦は2024年1月に行われた第82期順位戦B級1組11回戦で、千田八段が2連勝中だ。注目の一戦を制し、本戦トーナメント入りを決めるのはどちらか。持ち時間は各40分。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





