シンガポールに住んでいた経験がある中野氏は「シンガポールは人的資本しかない国みたいな形で、シンガポール人の女性にもしっかり労働市場で働いてもらうという意思がものすごく強い国なので、母親に対する税控除や、都市国家で祖父母が近くに住める環境なので、祖父母がの近くに住むこと、あるい祖父母が子育ての手伝いをしていたら、それに対してインセンティブをつけるとか、そういうことはやっている。また、いい面と悪い面はあるが、外国人の家事労働者を雇うことも進めている」と説明。
さらに、日本と比較して「シンガポールでは家事を外注することが多く、お父さんもお母さんもあまりやらないという考えが根付いてきている。ただ、すごく教育熱心で、母親が関わっていて、それが少子化に繋がっているとも言われたりしている。どこの国も100パーセントというところはないが……」と語った。
日本は現金給付の割合が低い特徴も
