涙の若武者を元王者が「讃えた」 日本一速い男達が“何も語らず”労う光景に「これがヒューマンモータースポーツの真髄」感動呼ぶ スーパーフォーミュラ 2025/12/04 14:33 拡大する 鈴鹿で行われた国内最高峰のスーパーフォーミュラの第12戦決勝。激闘の裏で多くのファンの胸を打ったのは、敗れて涙した若手と、彼を労ったベテラン王者の間に生まれた、一瞬の“沈黙の交流”だった。 最後までタイトル争いを繰り広げた太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、ランキング2位の牧野任祐と同ポイントで迎えた最終戦、見事に3位表彰台を獲得したものの、惜しくも自身初の戴冠はならなかった。レース後、マシンを降りた太田は、ヘルメットを被ったまま悔し涙を流し、項垂れていた。 続きを読む