将棋の第19回朝日杯将棋オープン戦二次予選Dブロックが11月28日、東京・渋谷区の将棋会館で行われ、佐藤天彦九段(37)が西尾明七段(46)に勝利した。
ABEMAでテキスト解説を務めた村中秀史七段(44)は、「後手の西尾七段が序盤に工夫して角換りの珍しい形に進みました。中盤に佐藤九段が猛攻を仕掛けて、西尾七段が受ける展開が続きました。98手目の角打ちの辺りがポイントだったと思います」とコメント。
また、「結果的には103手目の飛車の対応で逆用できたのが大きく、形勢が先手(の佐藤九段)に傾きました。西尾七段が秒読みに追われたところもありましたが、佐藤九段の巧妙な攻めがミスを誘ったと思います」と総括。「見応えのある対局でした」と加えていた。
この結果、佐藤九段は二次予選Dブロック決勝戦へ進出。次戦では、3期ぶりの本戦進出をかけて小山直希四段(26)対 山川泰熙四段(27)戦の勝者と対戦する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





