■働いて働いて…時間問わず働く高市総理
1日、高市総理は新語・流行語大賞の表彰式で「日本国の国家経営者としては、なんとしても自分も働いて働いて働いて働いて働いて、国家国民の皆様のために貢献したい、そんな思いがございました」と述べた。スピーチでは「決して多くの国民に働きすぎを奨励する意図はございません」と付け加えた。
ただ、総理本人は、この日午前中から分刻みのスケジュールだった。まずは、東京港区で行われた国際投資イベントに出席。その後、すぐさま官邸に戻り、政府与党連絡会議、続けて日本維新の会・吉村洋文代表との党首会談を行い、議員定数削減に向けた協議を行った。そして、新語・流行語大賞の表彰式に向かい、再び官邸に戻ると、多数の面会などをこなし、夕方からは自民党の役員連絡会議。北海道知事などから北方領土をめぐる要望書を受け取るなど、働いて働いて働いた1日となった。
流行語大賞に選ばれたこの言葉に、街の働く女性たちからは「働けるときは働いてもいいと思う」「睡眠時間も少ないという話もされていたので、働き方改革、休日を増やそうというのもある中で、もう少し国民の働き方に合わせるじゃないですけど、トップの方もちゃんと休めるような国になったらいいと思う」といった意見が上がった。
高市総理をよく知る周辺からは、これが通常運転とも取れる声が上がっている。「もともと総理はショートスリーパー。総裁選の時は夜中2時ぐらいに電話をかけてくることもあった」(総理周辺)
国のトップが時間問わず働く中、若い世代はどんな意識で仕事と向き合っているのだろうか。Z世代を対象にしたアンケート(出典:ヒューマンホールディングス)、自分らしい働き方についてでは「ワークライフバランスを保ちながら働く」が18.1パーセントで1位。一方で、高市総理のような「多少プライベートを犠牲にしても目標・目的のために働く」はわずか2.4パーセントという結果だった。
高市総理は、厚生労働大臣に対し、労働時間の規制緩和の検討を指示。心身の健康の維持が前提としているが、過労死ラインに基づいて決められた残業時間の規制が緩められるのではないかと懸念も上がっている。
高市総理は「何でも自分でやりたい人」「仕事が大好きな人」
