漠然とした不安を“3つのポイント”で解説

小林明子氏/徳永有美キャスター
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 現役世代の会社員が漠然と感じている不安の原因として、「働き続ける社会がデフォルト」「上の世代の不安」「能力を高めよ!の圧力」という3つのポイントに分けて検討した。

 1つ目の「働き続ける社会がデフォルト」について。就職した頃とは大きく環境が異なる中、ゼネラリスト(総合的)のキャリアはセカンドキャリアにつながるのか。小林氏は以下のように語る。

「これからも働き続けると考える世代は、一般的には会社でゼネラリストの教育を受けてきた世代だと思う。入社してしばらくは転々といろいろな部署を経験させて、マネジメントに向いているのかそうじゃないのかを会社が見極める。中間管理職としてすごく頑張っても、会社の中でピラミッドの上層になるのはごく一部なので、そうじゃない人たちが、これから自分がどういう風に働いていこうと考えているのだと思う」(小林氏、以下同)

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