しかし、日本とイタリアのパスタは全く異なるものだとして「ボロネーゼは本格的なレシピだと代表的な伝統的なスパイスをいろいろ使う。それが、日本は甘い。砂糖を入れたりする。本場のボローニャに行くとスパイシーで、ハーブとかクローブなどが入っている」と解説した。
ジェノベーゼについても「全部違う」と語るベリッシモ氏は「チーズも違うが、松の実の品種も違う。どちらかというと日本にある松の実は苦みが強い。イタリアのほうが若干小さくて甘い。だから味のバランスがちょっと違う」と語った。
ナポリタンについては「いろいろな説があるが、横浜の『ホテルニューグランド』で誕生したらしい。だから当時の日本と当時にあった食文化を考えなければならない。戦後でいろいろとアメリカの影響を受けている。だからどちらかというと、アメリカ経由で入ってきている料理のジャンルに入ると思う。ケチャップ使うところや、ソーセージやベーコンを使うところは非常にアメリカのイタリアンの影響がある」と説明した上で「個人的に好き」と語った。
ベリッシモ氏が絶賛する“日本のチェーン店”とは?
