WHO(世界保健機関)が11月28日、不妊治療のガイドラインを発表した。そこでは不妊症の原因の半分近くが、男性側にあると指摘されている。また近年の研究論文では「世界的規模で男性の精子数が、ここ50年あまりで半減している」という結果も。精子数の減少率も2000年代に入り、さらに加速しているという。
論文では原因について触れられておらず、引き続き調査が必要としているが、不妊治療の第一人者である順天堂大学医学部附属浦安病院・泌尿器科の辻村晃教授は、「睡眠不足、ストレス、肥満、タバコなども男性不妊の要因になる」としている。
辻村教授によると、男性不妊は女性不妊と比べて認知度が低く、知っている男性でも自分は大丈夫だとして何もせず、妊活は女性だけが頑張るというケースが多くあるという。『ABEMA Prime』では、当事者とともに“男性不妊”について考えた。
■当事者男性「本当に苦しかった」
