■10年以上トイレ清掃に従事「一生懸命やっている人は傷つく」
10年以上トイレ清掃に従事してきた稲辺さんは、田村の投稿に「その言葉・態度を向けられたら、一生懸命やっている人は傷つく。邪険にせず、頑張っていることを肯定してあげてほしい」とコメント。
稲辺さんも当初、男性トイレに入ることに抵抗はあったが、仕事のため躊躇していられないのが実情だと語る。清掃中に利用者から言われたこととして、「使いたいから出て行って」「そこ今使うからどいて」、トイレットペーパーの交換を申し出ても「そんなの後にして」といった内容を説明。ただ、このような言動は女性トイレでも発生するそうだ。
一方で、田村の投稿に納得する部分もあるという。稲辺さんは先月、機械清掃(フロア掃除)の会社に転職したが、「今の仕事は男性の比率が多い。ちょうど仲間内でこの話をした時に、“同業だけど俺だって嫌だよ”と。いろいろ話をする中で、こちらもクールダウンというか、考えることは増えた」と語った。
また、プライベートを考えれば同性の清掃員のほうが良いとは思うものの、「コストや効率のことを考えると、やはり女性がやったほうが早い」と率直に述べた。
■女性清掃員が多い背景に「無意識の思い込み」
