■高齢化で老老介護が破綻
「ABEMA Prime」のディレクターを務める鈴木剛太さんは、老老介護をしていた両親を持つ。現在、父親は90歳(要介護1)、母親は88歳(要介護2)だが、5~6年前に老老介護が破綻した。母親の認知症が進むなどし、2人で家事全般をこなせなくなったからだ。その後は、同じ団地に住んでいた実姉が面倒を見ていたが、4年前に病気で他界した後は、介護サービスを利用。鈴木さんは普段、東京に住みながら現地のケアマネジャーやヘルパー、かかりつけ医と連絡を取りながら遠隔で介護し、毎月1週間は両親が住む鹿児島で過ごし、介護リモート勤務をしている。
鈴木さんが一番苦労している点は、介護サービスにしろ自分にしろ、誰かしらが両親に目を配り、2人きりにする時間をなるべく短くする、という点だ。実際、鈴木さんが鹿児島でリモート勤務をしていた際、認知症の母親がいつの間にか外出して徘徊、転倒した際に頭を打ち、近所の人に「お母さん、倒れちゃったよ」と知らされ、初めて気付いたこともあった。「身近にいても徘徊はなかなか止めづらい。常に気を張っていなければいけないのが、一番つらい」と実体験からの苦労を明かした。
ただし、各種サービスをフル活用すれば、必ずしも毎月、鹿児島まで通って面倒を見るという必要はないと感じてもいる。「正直(行かなくても)不具合は発生しない。どちらかというと、自分がやらなきゃいけないような自分の思い込み、気持ちの面が大きい」とも吐露した。
■子どもが両親を介護するのは自己満足?
