■お飾り批判
女性の社外取締役はお飾りとの意見について、「女性社長.net」代表の横田響子氏は「そういう面もあるかもしれないが、そもそも社外取締役自体が増えている中、女性が少なすぎた。増やさないといけないタイミングになり、2021年からめちゃくちゃ増えた。しかし、最近企業も質を問い始めている」と説明。
濱屋氏は、「ワークマンの社外取になってから、人材派遣会社の方を通じて、『会議では何も喋らず、名前だけ貸してくれればいい』という案件をいただいたが、お互いに不幸にしかならないからお断りした」と明かす。この経験によって「女性の社外取締役という名目だけ欲しいが、突っ込まれたくない、余計なことを言わないでほしい会社はある」と感じた。
このようなお飾り的な役割について、横田氏は「女性に黙ってほしい企業は、男性にも黙ってほしいと思うため、女性だからというわけではないかもしれない」との見方を示した。
■社外取締役の本来の役割とは?
