相手の手が読める達人だからこそ、困り果ててしまうこともある。「大和証券Mリーグ2025-26」、12月5日の第2試合で、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が、試合中に相手を警戒した上での捨て牌に悩んでしまい、これ以上ないほどの“困り顔”を見せ、ファンの笑いを誘うことになった。
多井は「最速最強」「麻雀星人」などの異名を持つトップクラスの雀士。今でもプロ同士での研究会は欠かさず、貪欲に麻雀を学び続けている。脚光を浴びる前から、研究によって生み出してきた、将棋の「定跡」に近いものは、多くの雀士が取り入れている。
その多井が、とにかく困った。東3局2本場、3万8700点持ちでトップ目だったが、わずか1000点差の2着目には、ルーキーながら個人首位を快走する絶好調なEX風林火山・永井孝典(最高位戦)がつけていた。前の局でも親の満貫をツモって勢いづく永井を、多井はなんとか止めたいところ。しかし永井には好配牌が入り、またも連荘かという雰囲気が漂った。
多井が困った…Mリーグ 日程
TODAY
12月8日(月)
12月9日(火)




