共通テストなど、受験生にとって忙しい時期。親のほうが子どもの受験に熱くなりすぎてしまうこともあるが、今、それとは真逆のある言葉が話題となっている。それが「ネオ・ネグレクト」。
ネグレクトは子どもに食事を与えない、ケガや病気をしても病院に連れて行かないなど育児放棄をおこなう児童虐待のことだが、ネオ・ネグレクトは衣食住は満ち足りていても、親が子どもに関心を持てない状態のことで、新しい育児放棄だとして、塾経営者の矢野耕平氏が造った言葉だ。
ネオ・ネグレクトとはどんな状況なのか。矢野氏によると、子どもの進路相談で、ある母親から言われた言葉があった。「考えるのが面倒くさいから、先生に受験校を全部決めてほしい」。子どもの進路を塾に丸投げしたり、塾の自習室を「託児所」代わりに使う親がいるのだという。
親世代からは「親として気をつけないといけない」「子どもと過ごす時間を社会が作らないとダメ」「親に逃げ場や一息つける時間は必要では?」と様々な声もあがっている。『ABEMA Prime』では、ネオ・ネグレクトについて考えた。
■娘を週6日習い事させている天現寺さん
