過酷な教育現場
【映像】世界的に見ても超多忙な日本の教師(仕事リスト)
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 大阪・堺市で中学校の校長が、市の教育委員会を提訴するという異例の事態が起きている。きっかけは生徒への注意。保護者が担任教師を外すよう校長に求めると、校長はこの要求を断ったが、保護者は納得せず市の教育委員会に連絡。教育委員会は学校側に生徒側への謝罪を指示。担当者が机を叩き、声を荒げる場面もあったとし、校長はうつ病に。後に保護者への対応で通常の業務を超えた過大な要求を強いられ、パワハラを受けたと主張し、堺市に慰謝料など330万円の損害賠償を求めて提訴した。

【映像】世界的に見ても超多忙な日本の教師(仕事リスト)

 このケースは校長だったが、多くのケースは保護者と上司・教育委員会の間で板挟みになっている。またかねてから言われる長時間、かつ多岐に渡る過重労働も解消されていない。「ABEMA Prime」では、そんな過酷な教育現場を体験してきた元教師から体験談を聞き、また教師たちを守ろうと新たにできたガイドラインの中身について検討した。

■教育委員会の“パワハラ”で校長がうつ病に
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