■「一般の人が入るのは難しい」

男系維持のための案
拡大する

 皇族数の確保をめぐっては、旧宮家から男系男子を迎える案もある。山下氏は「末裔(まつえい)の男系男子と言われる中には、立派な人も、そうでない人もいるが、なかなか国民はわからない。もしやるのなら、人選は天皇陛下と上皇陛下、秋篠宮殿下に任すべきだ」とする。

 加えて、「現状の皇族に対するお世話の仕方であれば、一般の人が入るのは難しいだろう」との考えを示す。「もし皇族が100人になれば、警備はどうなるのか。予算が大きくなることを考えると、一般と違わないような生活をする皇族がいても良いのではないか。日本が身分社会ではなくなり、まだ80年しかたっていない。身分制度で保ってきた旧来の天皇制度が、身分社会でない状況で、今後50年、100年もつかとなると、難しいのではないか」。

■解決策は?
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