■若い時の失敗は必要?求められる「正解の見極め」
パックンは、「アメリカでは不正解でも、論じ方や発想が良ければ、90点近くとれる。考え方自体を評価して、クリエイティビティーの余裕を残す教育をしていないから、成果が出ないと気持ち悪くなるのでは」と考える。
リディラバ代表の安部敏樹氏は「早いうちに失敗しないと、ギリギリのラインを見極められなくなる。本来なら教育課程や、10代後半〜20代ぐらいで小さな失敗をしておかないと、あまりいいキャリアを築けなくなってしまう」と語る。「仮説検証を繰り返しながら、正解に近づいていく力が一番大事だ。ただ、それは失敗と学びを繰り返さないと身に付かない。ずっと正解ばかりを学んだ人が、いきなりわからない分野に飛び込んでも成功できない」。
舟津氏は「正解を見極める能力は必要だが、例えばYouTube動画の再生数が多ければ、それが本当に正解なのか」と問いかける。「就活生が面接をYouTubeで勉強しても、その通過率は誰も実証できない。不安だから正解らしきものに頼る。自分で考える力があれば、見極めもある程度できるはずだが、その経験がないと『正解らしきもの』から、どれを選べばいいかわからなくなるのでは」。
そして、「社会の中の正解は、シチュエーションによって変わる。簡単に答えがわかる問いは、そもそも解く価値がない。『状況によって正解は変わる』と、丁寧に教えられていないと、正解の扱い方は絶対に間違える。安直に正解を求めると、ひろゆき氏の発言を切り取り、『簿記を取ればいい』『中国語はやらなくていい』と、誤解してしまう。しっかり考えるような教育課程を学校や会社でいかに持つかが問題だ」と話した。
(『ABEMA Prime』より)

