キャスト陣が語った“最終決戦のラストバトル”

【写真・画像】アニメ『ヒロアカ』完結、山下大輝「声優人生の半分を共に駆け抜けた」最終回上映イベントレポート 2枚目
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 イベントでは、登壇直後の挨拶で佐倉はすぐに感極まり、涙を流す一面も。井上に涙を拭いてもらい、キャストからも励ましをもらいながらのステージ幕開けとなった。まずは、最終決戦のラストバトル回となったFINAL SEASON8話(167話)「緑谷出久:ライジング」についてエピソードを振り返る。

 デクの元に1年A組の生徒たちが駆け付けるという熱い展開に、井上は「“ヒロアカ”の最後の最終決戦という思いで、現場自体の熱量がとにかくすごかった。皆が全てを出し切り、前に前に繋がるようにという思いで演じました。」と語ると、畠中は「(井上と一緒のシーンの)アフレコ時に、井上さんは撮り終えたにもかかわらず、キャラクターが喋らないシーンでも毎回横にいてくれた。本音を吐露するシーンで気持ちが和らぎとても有難かった。」と収録を振り返る。

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 石川は「かつてステイン戦で飯田は「今は足さえあればいい」と言った。この戦いで飯田がデクを支えて、デクの足になろうとしている。迷いのなくなったデクを友として導ける足になれたことがとても嬉しかった。」とシーンの印象を語る。

 三宅はオールマイトからデクに対しての「あの日からずっと君は私のヒーローだったよ」という台詞について、「あの台詞を言った時、山下大輝という一人のヒーローに言ったのではないかと。アニメーションと現実が混ざって演技は全くしていなかったです。オールマイトと唯一シンクロできた気持ちになった。」と熱いコメントを寄せた。

 山下は、「“頑張れ”という言葉自体が、彼を象徴する台詞だと感じている。放送時にSNSで皆が“頑張れ”と呟いてくれて、“ヒロアカ”の世界と現実世界が一つに繋がったように感じた印象的なエピソード。」とコメントした。

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 続いて、FINAL SEASON第10話(169話)「笑顔の好きな女の子」について、佐倉に収録時の感想を伺うと、「お茶子とトガちゃんは対になる存在として描かれているが、敵<ヴィラン>の“個性”は人を救けることができるものが多くあるので、ヒーローにもなり得るような存在。でも、環境の違いで運命が分かれてしまうことが、お茶子にとっては残酷な結末だった。それを彼女はずっと悩み続けていたのですが、そんなお茶子の手を取り、受け止めてくれる仲間がいることを目の当たりにできたのはいち視聴者としてもとても幸せだった。」と涙を堪えながら思いを伝えた。

いよいよ最終回の上映が迫る

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 そして、いよいよ最終回の上映が迫り、今日この日を迎えての気持ちを伺う。

 井上は、「約10年に渡って参加させていただいたが、思い返せば一瞬でした。最終回を迎えたくないという気持ちもありますが、キャラクター達があれだけ苦しい思いをしてきたので、その戦いを開放させてあげたいという思いもありました。その姿を見られるのが嬉しいです。」と語る。

 岡本は「キャスト全員が自分の人生と重ねる部分が多いと思います。『僕のヒーローアカデミア』の最後のタイトル回収と、堀越先生が込めた思いを一緒に見届けたいです。」とコメント。

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 三宅は「応援してくれている皆さん一人一人が最高のヒーローだと思います。最後の締めを皆さんと体験したいです。」、山下は「“ヒロアカ”らしいお話だと思います。心は皆等しく平等で、色々な方向に向かう未来は、やはりここに戻ってくるのだなと原点に戻る最終回です。最後まで笑顔で楽しんでほしいと思います。」とそれぞれが抱く想いを言葉にした。

8年後のデクに山下大輝「腑に落ちた」
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ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-
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